タイトル |
早期収穫向けでん粉原料用ばれいしょ新品種候補系統「北海72号」 |
担当機関 |
北海道農業試験場 |
研究期間 |
1995~1995 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1995 |
要約 |
ばれいしょ「北海72号」はいもの肥大とでん粉価の上昇の早い中生のでん粉原料用系統である。ジャガイモシストセンチュウ抵抗性(H1)を持ち、大粒で粒揃いが良く、秋小麦前作物としての9月上旬のでん粉収量は紅丸並である。
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背景・ねらい |
北海道のばれいしょ生産量の50%近くはでん粉原料向けであるが、自由化に伴ってコストダウンが、同時に大規模畑作農業の安定策として輪作の確立が課題であり秋小麦の前作物(9月上旬収穫)が求められている。本系統はこれらの要求に応えて育成され、適応性の検討をすすめてきた。
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成果の内容・特徴 |
- 「北海72号」は昭和54年に「島系523号」を母、「R392-50」を父として交配し、その種子から選抜された系統で下記の特性を有する。
- 既存のでん粉原料用品種「紅丸」、「コナフブキ」より枯凋の早い中生であり、9月上旬のいも収量は「紅丸」より少ないが、でん粉価が3%高く、「コナフブキ」との比較ではいも収量は多く、でん粉価は2%低い。でん粉収量は両品種と同等である。枯凋後のでん粉収量は両品種よりやや少ない。
- 茎長は「紅丸」より15、「コナフブキ」より10㎝短く、茎数はそれぞれ1.1、0.2本/株少ない。株当りいも数も少ないが平均1個重は重く、大いも割合が高い。ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持ち、線虫汚染およびその危険地域に適する。
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成果の活用面・留意点 |
- 対象地域は道北・道東のジャガイモシストセンチュウ汚染およびその危険地とし、秋小麦の前作、でん粉原料の早期出荷向けに作付ける。
- 裁植密度は5000株/10a程度の密植とし、9月上旬までの収穫を目標として浴光催芽、浅植、早期中耕・培土につとめ生育を促進させる。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
コスト
小麦
出荷調整
新品種
抵抗性
ばれいしょ
品種
輪作
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