タイトル | 麦芽品質の優れる二条大麦新品種「ミハルゴールド」 |
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担当機関 | 福岡県農業総合試験場 |
研究期間 | 1995~1995 |
発行年度 | 1995 |
要約 | ビール醸造用二条大麦「ミハルゴールド」はあまぎ二条に比較して大麦縞萎 縮病とうどんこ病に抵抗性を持ち、耐湿性がやや強く、穂発芽性はやや難である。また、多収で、麦芽品質は安定して優れる。福岡県で準奨励品種に採用。 |
背景・ねらい | わが国の主要な麦作地帯である北部九州において、ビール大麦は麦類の中では早生で水稲との作期の競合が少ないため、土地利用型作物として重要な位置を占めている。しかし現在、福岡県の基幹品種であるあまぎ二条は、大麦縞萎縮病に弱く常発地帯での栽培が出来ず、また近年凸腹粒や湿害の発生により、外観品質が低下している。そこで、大麦縞萎縮病に強く、熟期が早いアサカゴールドへの転換を図っているところであるが、アサカゴールドはうどんこ病に弱いため、県下全域をカバーすることは困難である。このため、大麦縞萎縮病・うどんこ病の複合抵抗性を持ち、耐湿性が強く、強稈で、整粒歩合が高く、被害粒の発生が少なく、醸造品質の優れた多収品種が待ち望まれている。 このような生産者や実需者の強い要望に応えるため、醸造品質が優れ、病害抵抗性、障害抵抗性、多収などを兼ね備えた品種育成を目標とした。 |
成果の内容・特徴 | 本品種は「(大系H804/Spartan)F1//栃系157」の組合せから育成された醸造用二条大麦品種である。 あまぎ二条と比較して次のような特徴をもつ。
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
カテゴリ | アスター 萎縮病 うどんこ病 大麦 湿害 新品種 水稲 耐湿性 抵抗性 播種 病害抵抗性 品種 |