タイトル | トウジンビエ凍結保存花粉利用による小麦半数体の作出 |
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担当機関 | 国際農林水産業研究センター |
研究期間 | 1995~1995 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1995 |
要約 | 凍結保存したトウジンビエ花粉を小麦に授粉し、新鮮花粉の場合と同等の小 麦半数性胚の形成頻度を得た。新鮮花粉が得られない時期及び場所においても、凍結保存花粉を利用することにより小麦半数体が作出できる。 |
背景・ねらい | 小麦の品種改良に要する年限を短縮する育種技術として、トウモロコシ等との遠縁交雑を利用する半数体作出手法が既に確立されている。しかし、交雑には新鮮花粉が必要であり、交雑を実施する時期や場所に制約があって、実際の適用には不都合な点が多い。また、トウモロコシの凍結保存花粉利用の場合には、半数体作出効率が半減する問題点がある。そこで、トウジンビエ花粉を供試し、小麦半数体作出頻度を低下させない乾燥凍結処理、保存法を確立しようとした。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 1)小麦半数体の作出において、ドライアイス等で凍結保存したトウジンビエ花粉を使用すれば、任意の時期及び場所において半数体を作出することができる。ただし、貯蔵温度 -20℃では花粉の保存性がやや劣る。 2)トウジンビエ系統間で半数体作出効率に差異がみられるので注意を要する。 |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
カテゴリ | 育種 乾燥 小麦 とうもろこし 品種 品種改良 |