タイトル | 発育モデルからみた日本稲およびインド稲の出穂特性 |
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担当機関 | 農業環境技術研究所 |
研究期間 | 1995~1998 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1995 |
要約 | 従来わが国を対象として開発された水稲の発育モデルが,気象条件の大きく異なる熱帯地方(フィリピン)においても適用可能であり,また同モデルにより水稲品種の出穂特性(基本発育速度、感光性、感温性)の定量化が可能である。 |
背景・ねらい | 近年,日々の気温・日長時間の経過から作物の出穂・開花日を予測する発育モデルに関する研究が進み,わが国では水稲の生育診断,冷害危険期の把握,穂肥追肥時期の判定等に利用されている。しかし,この発育モデルが日本ばかりでなく気象条件の大きく異なる熱帯地方にも適用可能かは不明である。そこで,気象条件の大きく異なる日本およびフィリピンにおける日本稲・インド稲の出穂反応から,各品種について発育モデルにおける発育速度( DVR)のパラメ-タを決定し,1つのパラメ-タセットにより両地点での出穂予測が可能であるかを検討した。 |
成果の内容・特徴 | (図1)。 (図2),各品種の出穂に関する特性を次の3要素で表して,その特性を検討した。 感 温 性=(DVR SIZE=-1>30c,12hr-DVR SIZE=-1>20c,12hr)/(30 SIZE=-1>c-20 SIZE=-1>c) 感 光 性=(DVR SIZE=-1>30c,12hr-DVR SIZE=-1>30c,14hr)/(14 SIZE=-1>hr-12 SIZE=-1>hr) 基本発育速度= DVR SIZE=-1>20c,12hr ここで,DVR SIZE=-1>20c,12hr,DVR SIZE=-1>30c,12hr:12時間日長における20℃と30℃のDVR (図3),日本稲では北海道品種 (図4の1,2,3),東北品種 (図4の4,5,6),関東以西で栽培されている品種群等,品種の持つ出穂特性と地域性との関係が定量的かつ明瞭に表現できた。 |
成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
図表5 | |
カテゴリ | 水稲 凍害 品種 |