タイトル | 紋羽病菌に見出された菌類ウィルス由来の病原力低下因子の発見 |
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担当機関 | (独)農業環境技術研究所 |
研究期間 | 1998~2002 |
研究担当者 |
岡部郁子 松本直幸 星野(高田)裕子 |
発行年度 | 2002 |
要約 | 紫紋羽病菌および白紋羽病菌のいくつかの菌株は,菌類ウイルスに由来する病原力低下因子(dsRNA)を保有している。病原力低下因子を含む菌株は病原力の低下を招くので,果樹類紋羽病生物防除への利用が可能である。 |
背景・ねらい | 果樹類の土壌伝染性病害である紋羽病の防除は困難で,農薬の潅注,くん蒸剤による土壌消毒,あるいは表土のはく離など化学的あるいは物理的方法による方法のみが実用的な対策である。しかし,土壌中の病原菌は完全に死滅するわけではないので,頻繁な対応が不可欠である。また、慣行防除は環境負荷が大きい。そこで、病原力低下因子(dsRNA)を発見し,環境負荷の少ない永続性のある新しい生物防除法を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 従来の慣行防除は環境負荷が大きいので,環境負荷の少なく,しかも永続性のある防除法の開発が求められていた。病原力低下因子を利用した生物防除はこのような欠点を補うものである。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 土壌消毒 にんじん 農薬 防除 りんご |