タイトル | 大腸菌およびマイコプラズマ感染鶏のニューカッスル病・伝染性気管支炎混合ワクチンの影響 |
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研究期間 | 1993~1993 |
研究担当者 |
:中村菊保 谷村信彦 |
発行年度 | 1993 |
要約 | 大腸菌およびマイコプラズマに汚染した鶏にニューカッスル病・伝染性気管支炎混合ワクチンを接種すると,呼吸器において大腸菌が侵入,増殖し,呼吸器病変をつくり,一部は大腸菌性敗血症を誘発することを実験的に明らかにした。 |
背景・ねらい | 鶏の大腸菌症は大腸菌(EC)のほかに数種の要因が相互に絡み合って発病する日 和見感染病である。EC自体の病気を起こす力は弱く,呼吸器内部に入っていくこ とはできない。たとえ,ECが侵入しても,呼吸器上皮の粘液線毛運動によって異 物として排泄される。しかし,呼吸器上皮に障害が生じると粘液線毛運動が停止し ,ECが呼吸器内部に侵入,増殖する。そこで,Mycoplasma gallisepticum(MG )感染を伴った場合のニューカッスル病・伝染性気管支炎混合生(NB)ワクチン が,鶏の呼吸器でのEC感染に与える影響を検討した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 大腸菌症の予防には飼育環境の清浄化とNBワクチン投与時のMG,EC対策 が重要である。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | くこ くり 鶏 |