タイトル | 豚コレラの発生による経営損失の推定 |
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担当機関 | 家畜衛生試験場 |
研究期間 | 1997~1997 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1998 |
要約 | 野外における豚コレラの発生を想定し,豚コレラワクチン未接種の養豚一貫経営農家における損失額の推定を行なった。経営における豚コレラの総損失額は,繁殖雌豚頭数および月平均売上高をそれぞれ用いた一次回帰式で推定することができる。さらに同じ発生経過をとる口蹄疫にも適用可能である。 |
要約(英語) | On the assumption that hog cholera occurs in the field, the economic loss in a farrow-to-finish operating swine farm has been estimated. The gross loss in the farm can be evaluated with a primary regression model on the number of sows or the sales per month. This model might also be applied to foot-and-mouth disease on other farms. (Director of Kyushu Research Station, TEL +81-99-268-2078) |
背景・ねらい | 1996年度より開始された豚コレラ撲滅対策は,従来の豚コレラ生ワクチン接種に依存してきた本病の防疫対策を,ワクチンを使用しない完全な撲滅体制に5年間で移行する事業である。この事業の実施過程において,仮にワクチン未接種状態にある養豚一貫経営農家で豚コレラが発生した場合に,経営における豚コレラ被害額算定の基礎となる疾病損失額の推定を行なった。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 経営における豚コレラ発生による総損失額の推定は, 養豚一貫経営の経営診断成績データを基礎としており,全国的に適用が可能である。また,豚コレラ発生時における地域の被害額算定にも応用でき,さらに同じような発生経過をとる口蹄疫にも適用が可能である。 |
カテゴリ | 経営管理 経営診断 繁殖性改善 豚 |