タイトル | ウシ末梢神経におけるBSEプリオンの蓄積時期 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2006~2007 |
研究担当者 |
Danny Matthews Gerald A. H. Wells 横山 隆 舛甚賢太郎 毛利資郎 |
発行年度 | 2006 |
要約 | 牛海綿状脳症(BSE)実験感染牛より経時的に採材された組織について異常プリオン蛋白質(PrPSc)の蓄積の有無を調べた。末梢神経および副腎におけるPrPScの蓄積は、脳におけるPrPScの蓄積時期と同時に、あるいは遅れて認められる。 |
キーワード | ウシ、牛海綿状脳症、異常プリオン蛋白質、末梢神経 |
背景・ねらい | ヒトのプリオン病の1つである変異型クロイツフェルト・ヤコブ病が、BSE感染牛に由来する食品を摂取したことによるウシからヒトへのBSEの伝播により発生したことから、牛肉の安全性を確保するため特定危険部位(SRM:舌・頬肉を除く頭部、脊髄、脊柱、回腸遠位部)の除去が義務づけられている。SRMは、これまでに行われてきたBSE感染牛のさまざまな組織を用いた感染試験および各組織におけるPrPScの蓄積の有無を指標に定められている。しかし、近年、SRM以外の部位である末梢神経にPrPScが検出され、感染性も認められた。このことは、末梢神経にもBSEリスクが存在することを意味する。一方、末梢神経にPrPScが蓄積する時期は未だ明らかとされておらず、BSEのリスクを評価するためには末梢神経にPrPScが蓄積する時期を知ることは重要である。そこで、BSE経口感染牛より経時的に採材された組織についてPrPScの蓄積の有無を調べ、末梢神経にPrPScが蓄積する時期を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ |