家畜ゲノムデータベースの構築

タイトル 家畜ゲノムデータベースの構築
担当機関 畜産試験場
研究期間 1994~1995
研究担当者
発行年度 1994
要約 豚、牛等についてUNIXマシン上に家畜ゲノムデータベースを構築し、World Wide Web(WWW)および電子メールを用いてインターネット上から検索するシステムを開発した。
背景・ねらい 家畜のゲノムを解析して遺伝子地図を作成することは、分子遺伝学を利用した将来の家畜の育種改良の基盤となるものである。このような家畜のゲノム解析の結果をデータベース化し、ネットワークを通じて家畜ゲノムに関する情報を広く提供することは、国内および海外の家畜ゲノム研究者間の情報交換のために有意義であるばかりではなく、農林水産省が実施している家畜ゲノム研究の広報にもつながる。
成果の内容・特徴
  1.  豚、牛にマウス、ヒトを加えた家畜ゲノムデータベースをUNIXマシン上の表形式データベースマネージメントシステムを用いて構築した。このデータベースには連鎖地図情報、染色体物理地図情報、PCRプライマー情報、文献情報等を格納している(図1)。
  2.  コンピュータに不慣れなユーザーでもネットワークから容易に利用できるようにWorld Wide Web(WWW)を用いた検索システムを開発した。これは連鎖地図(図2)や染色体物理地図(図3)の画像を端末に表示し、画面上の遺伝子シンボルを指定することで、当該遺伝子の詳細な情報を検索できるものである。また、キーワード検索や文献情報の検索についてもWWWを用いて利用できる。パソコン通信のユーザーに対しては電子メールによる検索利用システムを開発した。
  3.  平成6年6月より試験運用を開始し、10月よりインターネット上で試験的に公開してユーザーからの意見をもとにシステムの改良を続けている。12月末までの運用状況は、のべ利用者数3447名、トータルアクセス数44836回に達している。
成果の活用面・留意点 家畜ゲノムに関する共同研究のための情報交換の場として活用されている。
インターネットに接続していない機関からはテキストベースの検索しかできない。
(表)
図表1 225922-1.gif
図表2 225922-2.gif
図表3 225922-3.gif
図表4 225922-4.gif
カテゴリ 育種 シカ データベース

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