タイトル | 遺伝的マーカー情報を利用した近交・血縁関係の評価方法 |
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担当機関 | 畜産試験場 |
研究期間 | 1996~1998 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1996 |
要約 | 個体の持つ配偶子同志が遺伝的に同一である確率(近交・血縁)は従来血縁関係をもとに期待値が計算されるが,これに遺伝的マーカーの遺伝情報を組合せて利用することにより,個体レベルでより正確な評価が可能となる。 |
背景・ねらい | 個体の持つ配偶子同士が遺伝的に同一である可能性を示す値(以後,遺伝的類似度とい う)は,近交退化による繁殖性,強健性の低下や,遺伝的変異の減少による改良効率の低 下を防ぐために,また,種畜の能力評価における情報量の拡大のために,必須の数値とな っている。この,遺伝的類似度は,一般に近交係数や血縁係数等の値(以後,血縁関係と いう)として表されている。これらの値は,親から子へ1/2が伝わるという確率だけを基に計算されており,一対の配偶子のどちらが伝わったかの偶発的偏りや,選抜の影響等は,考慮できない。そこで,マーカー多型による配偶子の伝達確率の情報を利用することにより,遺伝的類似度のより正確な評価を可能にする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 繁殖性改善 |