タイトル | Lactococcus lactisのプラスミドpDR1-1の性質 |
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担当機関 | 畜産試験場 |
研究期間 | 1997~1998 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1997 |
要約 | 乳製品製造に用いられる乳酸菌Lactococcus lactisの機能未知な核外遺伝子(cryptic plasmid pDR1-1)は、共存するプラスミドの安定複製に干渉することを見出した。また、pDR1-1の制限酵素地図より、この性質の発現にSacⅠ周辺領域の配列が関与していることが示唆された。 |
背景・ねらい | 乳酸菌の持つ乳糖資化性やプロテアーゼ活性等の経済形質の多くは核外遺伝子(プラスミド)に支配されているため、培養条件によっては容易に欠失し、発酵産業に甚大な支障をきたすことがある。乳酸菌プラスミドの安定性は、複製機構の違いや、大きさ等構造上の違いに起因して、個々のプラスミドによって大きく異なっている。 チーズスターターから分離される乳酸球菌 Lc.l.ssp.lactis biovar diacetylactis DRC1 は、少なくとも6種類のプラスミドを持ち、その中のcryptic plasmid pDR1-1は、同等の大きさの共存プラスミドと比較して非常に安定である。そのため、特別な安定保持機構が備わっていると予想される。そこで、pDR1-1の性質を明らかにし、新規なプラスミド安定保持機構の探索に資する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
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