タイトル | 豚におけるフィターゼの効果的利用法 |
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担当機関 | 畜産試験場 |
研究期間 | 1994~2000 |
研究担当者 |
斎藤 守 山崎 信 村上 斉 |
発行年度 | 2000 |
要約 | フィターゼ添加飼料を豚に給与する前に、2~3時間加水処理することにより、加水処理をしない場合に比べて、リンの消化率が約20%向上する。また、フィターゼ添加飼料にクエン酸を加えることにより、フィターゼ単独添加の場合に比べて、リンの消化率が約10%向上する。 |
背景・ねらい | 豚からのリン排泄量を低減するために、フィチンリン分解酵素であるフィターゼの飼料への添加が有効であることが国内外の研究から明らかにされている。 フィターゼの利用を積極的に進めるためには、コストダウンを図るとともに、フィターゼの効果的な利用法を開発する必要がある。 そこで、豚におけるリンの消化率を高めることを目的に、フィターゼ添加飼料の加水処理およびフィターゼとクエン酸との併用の効果を検討する。 |
成果の内容・特徴 | 1. 表1)。 2. 表2)。 |
成果の活用面・留意点 | 1. 飼料への加水により、特に夏季における飼料の変敗が懸念される。また、冬季には水温が低いため、フィターゼ添加飼料の加水処理によるリン消化率の向上が低く抑えられる可能性 がある。 2. クエン酸に代わるより安価な酸類についての検討が必要である。なお、酸類の使用にあたっ ては、鉄製の給餌器等の腐食に注意する必要がある。 |
カテゴリ | コスト 豚 |