| タイトル |
イネもみ枯細菌病菌より単離された挿入配列因子 |
| 担当機関 |
農業生物資源研究所 |
| 研究期間 |
1997~1997 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
〔要約〕 イネもみ枯細菌病菌 (Pseudomonas glumae)から、初めて転移活性のある挿入配列(IS)を単離した。単離された4種類のIS因子について全塩基配列を決定したところ、すべて新規なIS因子であったのでIS1416 ,IS1417 , IS1418 , IS1419 と命名した。
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| 背景・ねらい |
トランスポゾンや挿入配列(IS因子)などの転移因子はゲノム上を動き回ることで転移した前後の遺伝子を不活性化または活性化するのみならず、多様なゲノム再編成をひきおこすことが知られている。またこれら転移因子が微生物の進化や環境適応にとって重要なゲノム可塑性(genome plasticity)を生み出していることが指摘されている。本研究は今までほとんど研究が行われていない農業関連細菌(植物病原細菌や根粒菌など)を対象とし、新たな転移因子を単離し、その構造・機能解析を行うことを目的とする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 新たに開発された転移因子トラップベクターpSHI1063(図1、飯田ら、未発表)をイネもみ枯細菌病菌であるPseudomonas
glumae MAFF302744株に導入し、未知転移因子の挿入がみられる5種類の変異プラスミドを単離した(図2)。 - これら変異プラスミドに含まれる未知転移因子について全塩基配列を決定したところ、4種類の新規IS因子であることが判明し、IS1416 ,
IS1417 , IS1418 , IS1419 と命名した。これらのIS因子はイネもみ枯細菌病菌より初めて単離されたIS因子である。 - DNAデータベースによるホモロジー検索の結果、IS1416, IS1417はともにIS3 familyに属する新規なIS因子であった。IS1418 はIS4 family
groupBに属する新たなIS因子であ った。またIS1419 は既知のIS因子と相同性を認めるものはなかった(表1)。
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| 成果の活用面・留意点 |
イネもみ枯細菌病菌 ( Pseudomonas glumae )は、継代培養できわめて早く病原性を欠失するなど遺伝的に不安定であることが知られている。これを裏付けるようにイネもみ枯細菌病菌に最低4種類の転移活性のあるIS因子がゲノム上に存在することが示された。これらIS因子は、イネもみ枯細菌病菌の菌株変異や多様性解析研究などのマーカーとして利用されることが期待される。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
データベース
もみ枯細菌病
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