| タイトル | 潜在性乳房炎罹患牛では血漿中のスルフヒドリル(SH)基濃度が低い |
|---|---|
| 担当機関 | (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 九州沖縄農業研究センター |
| 研究期間 | 2003~2007 |
| 研究担当者 |
岩間裕子 神谷 充 田中正仁 |
| 発行年度 | 2004 |
| 要約 | 搾乳牛において血漿中に含まれる抗酸化性の官能基であるSH基の濃度は潜在性乳房炎発罹患牛群で低値を示し、また、SH基濃度の低い個体は潜在性乳房炎発症率が高くなる。 |
| キーワード | 家畜生理、飼育管理、乳用牛、血漿、スルフヒドリル基、潜在性乳房炎 |
| 背景・ねらい | 乳房炎が酪農経営に与える被害は大きく、様々な対策がとられているが必ずしも減少していない。乳房炎発症の原因は多岐にわたるがその一因として、過度の生産ストレスによる代謝機能低下が示唆されている。そこで、搾乳牛の代謝ストレスの一つである酸化ストレスに着目し、血漿中のグルタチオンや各種タンパク質に存在する抗酸化性官能基であるスルフヒドリル基濃度の変動と潜在性乳房炎発症の関係を調べる。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 潜在性乳房炎罹患牛では、健全牛よりも血漿中SH基濃度が低い(表1)。搾乳牛全体(22ヶ月間、延べ277頭)の血漿中スルフヒドリル基濃度分布は、400μM以上の個体が50%以上であり、その濃度が低下すると個体の割合も減少し、350μM以下の個体は9%である(図1)。 2. 健全牛では血漿中のSH基濃度が高い個体の割合が多く、潜在性乳房炎罹患牛ではSH基濃度の低い個体の割合が増加する(図1)。 3. 乳房炎の発症率は、スルフヒドリル基濃度が400μM以上の個体では6.6%であったが、その濃度の減少に伴って増加し、350μM以下の個体では50%以上に達する(図2)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. スルフヒドリル基濃度を指標とした酸化ストレスと乳房炎発症の関係解明に活用できる。 2. 酸化ストレスが関与する潜在性乳房炎の発症メカニズム解明の基礎的情報として活用できる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ | 経営管理 乳牛 |
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