タイトル | 体細胞クローン雌牛の後代産子における体細胞由来ミトコンドリアDNAの混在割合 |
---|---|
担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2006~2010 |
研究担当者 |
武田久美子 金山佳奈子(改良センター) 赤木悟史 米内美晴 田上貴寬 韮沢圭二郎 花田博文(東京農大) |
発行年度 | 2007 |
要約 | 除核卵子に体細胞を移植して得られたクローン牛のミトコンドリアDNA(mtDNA)はそのほとんどが卵子由来のmtDNAであるが、数%未満の体細胞に由来するmtDNAの割合は、後代産子への伝達後0?50%と大幅に変化しうる。 |
キーワード | ウシ、体細胞クローン、後代産子、ミトコンドリアDNA |
背景・ねらい | 体細胞クローン家畜は核移植によって生産されるため、核DNAはドナー細胞と同一となるが、核外DNAであるミトコンドリアDNA(mtDNA)は多量の卵子由来mtDNAと微量の体細胞由来mtDNA(D-mtDNA)が混じり合ったヘテロプラズミーとなる。ミトコンドリアは生命活動に必要不可欠な働きをしており、mtDNAの相違やヘテロプラズミーが生産個体へ及ぼす影響が懸念されている。卵子に持ち込まれる体細胞mtDNAは卵子のおおよそ1%程度であると考えられる。体細胞クローン技術は生殖を経た後代の利用が期待されているが、mtDNAの動態については明らかでない。そこで、核移植による体細胞クローン(NT)牛の後代(G1)産子について、mtDNAヘテロプラズミーの伝達性を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ |