タイトル | 乳化ブスルファン液の卵黄内投与によるニワトリ始原生殖細胞の効率的除去法 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2006~2008 |
研究担当者 |
田上貴寛 中村隼明(信州大農) 韮澤圭二郎 武田久美子 |
発行年度 | 2008 |
要約 | 乳化したブスルファンを培養1日目のニワトリ初期胚の卵黄へ投与することにより、胚が有する始原生殖細胞を効率的に除去できる。 |
キーワード | 始原生殖細胞、ニワトリ、家畜育種 |
背景・ねらい | キメラニワトリを介して細胞からの家禽遺伝資源の再生などを行う場合、移植したドナー細胞由来の後代の割合を高めるためには、レシピエント胚に存在する始原生殖細胞(PGC)を予め除去しておくことが最も有効である。そのため、生殖細胞を除去する効果を有する薬剤であるブスルファンを用いたPGC除去法の開発が試みられてきた。しかし、これまでの方法では、PGCを確実に除去することは困難であった。その原因として、投与後のブスルファンが早期に卵黄または卵白中に拡散してしまうことが考えられる。そこで、ブスルファン溶液を乳化することによって、ニワトリ胚への薬剤の確実な輸送および早期拡散の防止による効率的なPGC除去技術を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 ごま 鶏 薬剤 輸送 |