カイコ幼虫脚の把握力を測定する装置

タイトル カイコ幼虫脚の把握力を測定する装置
担当機関 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究期間 2000~2000
研究担当者 小林 亨
大浦正伸
山本眞実
発行年度 2000
要約 カイコ幼虫が脚で物にしがみつく力である把握力を正確かつ迅速に測定するため、把握力測定装置を試作した。この把握力測定装置は、定速引張機、デジタル式張力計、計測ソフト、パソコン等からなり、幼虫脚の把握力を簡便で効率的に自動測定、記録・解析できた。
背景・ねらい 昆虫を利用した新産業創出の一翼を担う昆虫工場の開発には、有用物質の生産を行わせるカイコ等の昆虫を大量に飼育、供給を行う機械化・自動化によるシステムの構築が急務となっており、カイコの自動飼育装置の開発が望まれている。しかし、カイコ幼虫が脚で物にしがみつくために除沙・拡座・収集等の各種作業の機械化を困難にしてきた。これら作業の機械装置を開発するためには、第一にカイコ幼虫脚が物にしがみつく力である把握力の特性を究明する必要がある。そこで、カイコ幼虫脚の把握力を正確かつ効率的に測定するための装置を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 本装置は、カイコ幼虫を一定速度で真上に引き上げる小型の定速引張機と張力を測定するデジタル式の張力計(フォースゲージ)および、計測ソフトにより自動計測と解析を行うパソコン等から構成した(表1、図1)。
  2. 把握力の計測は、引張機の試料台に固定した把握材上にカイコ幼虫の胸脚、腹脚、尾脚の全脚がしがみつくように載せ、第6 ~ 9 体節の背面部を張力計の測定軸に接着固定した後、10mm/s以下の速度で真上に引き上げ、張力をパソコンで読み取ってデータを記録する(図2)。
  3. 5 齢幼虫の脚の把握力の効率的な自動測定とデータの記録・解析が可能となった。
成果の活用面・留意点
    本装置による測定値は変動が大きいことから、正確な張力を求めるには張力計の応答特性を考慮し、引張速度を5 mm/s以下にすることが望ましい。
図表1 227406-1.png
図表2 227406-2.png
カテゴリ カイコ 機械化 自動計測

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