ナス科野菜用セル成型苗接ぎ木装置の開発

タイトル ナス科野菜用セル成型苗接ぎ木装置の開発
担当機関 (株)テクノ
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約  ナス科野菜の接ぎ木操作を効率化するために、複数のセル成型苗の同時接ぎ木装置を開発した。この装置で接ぎ木したトマト苗を用いた場合の収量は、慣行苗のそれに劣らない。
背景・ねらい  接ぎ木は、果菜類の連作に伴う土壌伝染性病害や線虫害を回避し、低・高温等の環境ストレス耐性を高めるためになくてはならない技術になっている。しかし、農業従事者の高齢化と労働力不足により、手間暇のかかる接ぎ木作業を農家で実施することが困難になりつつある。そこで、既に野菜・茶業試験場が提案した複数の幼植物を同時に接ぎ木できる装置のアイデア(特許第1722743号)を基に、セル成型苗をセルトレイのまま接ぎ木できる装置を開発する。
成果の内容・特徴
  1.  本装置は、128穴セルトレイで育苗されたトマト、ナス等の幼苗をセルトレイの列ごとに自動的に接ぎ木する。その性能は、操作員2名を要し、接ぎ木速度1,000本/時、接ぎ木精度95%以上である。
  2.  本装置のしくみは、セルトレイで育成された複数の穂木と台木の胚軸をそれぞれ接ぎ木用プレ-トで固定し、台木はプレ-ト上、穂木は同下で切断し、穂木用プレ-トを台木用プレ-トに重ねた後、接ぎ木部周辺を接ぎ木用接着剤で固めて穂木と台木を固定するものである(図1)。
  3.  これにより、ナス科野菜のセル成型苗を従来の約10倍の速度で接ぎ木でき、接着剤の利用により接ぎ木クリップの除去作業が不要になる。
  4.  
     この接ぎ木装置で接ぎ木したトマトセル成型苗の生産力は、慣行苗のそれに劣らない(表1)。
成果の活用面・留意点
  1.  活着率の向上には、穂木と台木の直径が揃った苗を育成する必要がある。
  2.  本装置による接ぎ木苗は接ぎ木位置が低くなるので、穂木の根が根付かないように浅植えする必要がある。
  3.  ナス及びピ-マンも当該装置で接ぎ木できることが確認されている。
図表1 227412-1.gif
図表2 227412-2.gif
カテゴリ 育苗 くり 台木 接ぎ木 トマト なす

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