タイトル | 傾斜地水路系の流れ解析のための画像処理による流速計測手法 |
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担当機関 | 四国農業試験場 |
研究期間 | 2000~2000 |
研究担当者 |
吉迫宏 川本治 島崎昌彦 |
発行年度 | 2000 |
要約 | 本手法は、境界形状や流状が複雑な傾斜地の水路系内の構造物まわりの流れなどの流速計測に適用できる、近傍粒子郡の相対変位の総和を粒子対応付けの指標としたPTV(Particle Tracking Velocimetry)手法である。 |
背景・ねらい | 傾斜地農地の水路系内の構造物まわりにおいては、速度の大きな流れが通過するため、安全面や管理面で不都合な現象が生じやすい。そのような現象の摸型実験による把握のためには、非接触で多点を同時に計測できる画像処理による流速計測手法は有利な点が多い。 画像処理による計測では、良質の画像の取得が一般に重要とされる。しかし、境界形状が複雑で流速が大きい急勾排水路内の構造物まわりの流れなどの解析においては、粒子像輝度の時間変動が大きい場合や、撮影間隔に対し流速が大きい場合などが多く、良質な画像の取得が比較的困難である。 そこで実用な計測のために、計測点の数よりも、比較的低質な画像条件においても異なった計測地を少数に抑制することを優先する手法の開発を行う。なお、個々の計測値を高精度とするために、画像処理による流速計測手法のうち、粒子を個々に対応つけるPTVを用いる。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 本成果は、傾斜地における水路系内の構造物に関する水理解析などに活用できる。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 画像処理 傾斜地 |