タイトル | 40.水中潜行浮上式貯水槽天蓋の天蓋保護水制御システム |
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研究期間 | 2001~2003 |
研究担当者 |
森 充広 石村英明(関東農政局より併任) 長束 勇 直江次男(関東農政局) 天蓋保護水制御機構共同研究組合 渡嘉敷勝 藤本直也(国際水管理研究所) |
発行年度 | 2003 |
要約 | 天蓋保護水量の制御に改善の必要があった水中潜行浮上式貯水槽天蓋は、新たに開発した天蓋保護水の余剰水自動排水制御システムにより天蓋保護水量を適正に維持することも可能となり、農業用貯水槽に新たな負荷をかけない、安価で、維持管理が容易な技術となる。 |
背景・ねらい | 屋根なしの農業用貯水槽において、木葉などのゴミの侵入やアオコの発生を防ぐため、水中にGM(ジオメンブレン)を潜行して浮上させ、躯体に新たな負荷をかけない浮上式貯水槽天蓋を開発した。本工法では、GMを保護している天蓋保護水が降雨により増量したときには、所定の位置に設けた開口部から天蓋保護水の余剰水を貯水槽外へ排水することを想定していた。しかし、この機能が適切に稼働しない場合、貯水量の減少を引き起こす危険性があった。そこで、天蓋保護水の増量とともに天蓋に取り付けた錘が沈降する現象に着目し、天蓋保護水の余剰水自動排水制御システムを開発した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 天蓋保護水の適正量の決定にあたっては、その水量の増減が本体貯水量へ影響を与えることから、天蓋GMを覆う水量の確保、寒冷地域においては結氷厚以上の水深の確保、強風地域においては強風時にも天蓋形状が安定する水深の確保、等を考慮した最小量とする必要がある。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
図表5 | ![]() |
図表6 | ![]() |
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