タイトル | 重粘土地域における暗渠疎水材もみ殻の腐敗と渠溝の空洞化 |
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担当機関 | (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 中央農業総合研究センター |
研究期間 | 2001~2003 |
研究担当者 |
吉田修一郎 足立一日出 |
発行年度 | 2004 |
要約 | 排水性の悪い重粘土地域では、畑転換が暗渠疎水材もみ殻の腐敗に及ぼす影響は小さい。腐敗に伴う渠溝の空洞化は、もみ殻の腐敗程度が高いほど、また渠溝幅が施工後に縮小していないほ場ほど著しく、最短で施工後8年で発生し、12年で多発する。 |
キーワード | |
背景・ねらい | 暗渠へ向かう通水部を確保するため、透水性の良い「疎水材」が、暗渠管敷設後の溝に充填される。疎水材の種類は、地域によって差異はあるものの、多くの地域でもみ殻が使われている。もみ殻の耐久年数は、水田として利用した場合には10年、畑にした場合には5年と言われる。しかし、気候、土壌条件や乾湿の条件などにより、耐久年数には大きな幅がある。疎水材もみ殻の腐敗が進むと、条件によってはそれらが沈下し、上部に空洞が生じる。空洞が発生すると、水田として利用する際に地表面が陥没し、湛水に支障を来したり、機械が脱輪事故を起こしたりするため、その予測や対策が望まれている。そこで、降水量が多く、排水が悪い北陸地域の重粘土水田におけるもみ殻の腐朽の実態を明らかにするとともに、その空洞化への影響を現地調査に基づき整理する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 管理技術 水田 排水性 |