レタスビッグベイン病に対するアシベンゾラルSメチル剤とアゾキシストロビン剤の発病抑制効果 香川農試

タイトル レタスビッグベイン病に対するアシベンゾラルSメチル剤とアゾキシストロビン剤の発病抑制効果 香川農試
担当機関 香川県農業試験場
研究期間 1998~2002
研究担当者 十河和博
鐘江保忠
森 充隆
発行年度 1998
要約 土壌伝染性病害であるレタスビックベイン病に対して、病害低抗性誘導化合物であるアシベンゾラルSメチル顆粒水和剤1,000ppm液の定植直前苗への散布、並びに殺菌剤であるアゾキシストロビンフロアブル剤200ppmの定植後の㎡当たり3リットル潅注が高い発病抑制効果を示す。
背景・ねらい レタスビッグベイン病は土壌伝染性病害であり、登録薬剤として臭化メチルおよびクロールピクリンの土壌くん蒸剤があるものの、露地野菜であるレタスでは効果の安定性など、導入に対し支障が多く対処に苦慮している。そこで、処理か容易でかつ安定した発病抑制効果を示す薬剤の抽出を行う。
成果の内容・特徴
  1. レタスビッグべイン病に対して、定植直前のセルトレイ苗への、病害抵抗性誘導化合物であるアシベンゾラルSメチル顆粒水和剤1,000ppm液の散布が高い発病抑制効果を示す(表1、2)。
  2. 定植直後の潅水として、アゾキシストロビンフロアブル剤200ppm液を㎡当たり3リットル潅注することで、高い発病抑制効果が得られる(表1)。

成果の活用面・留意点
  1. 両剤の上記処理法によるレタスの薬害については現在検討中である。
  2. 薬剤ともレタスに農薬登録がなく、現在のところは使用できない。

図表1 228662-1.jpg
図表2 228662-2.jpg
カテゴリ 病害虫 くり 栽培技術 土壌くん蒸 農薬 病害抵抗性 薬剤 レタス

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