日本ナシ「新高」の長果枝利用栽培技術 高知農技セ果試

タイトル 日本ナシ「新高」の長果枝利用栽培技術 高知農技セ果試
担当機関 高知県農業技術センター果樹試験場
研究期間 1997~1998
研究担当者 伊藤政雄
次田充生
西本年伸
庭瀬守昭
田中誠介
発行年度 1998
要約 「新高」の長果枝利用栽培では慣行の短果枝主体栽培に比べ整然とした樹形で、せん定作業が省力化できる。また、果実重・果実品質に差はない。高知県農業技術センター果樹試験場
背景・ねらい 「新高」の長果枝利用栽培における適正生育相及びそのための枝管理技術並びに省力効果を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 長果枝利用型栽培は、主枝・亜主枝に1m程度の枝齢1~2年生の結果枝を約50cm間隔に配置する。また、結果枝当たり約3果着果させることにより、10a当たり5000果以上の収量が望める(表1)。
  2. 枝の先端以外の新梢を、6月頃に約60度の誘引すると充実した腋花芽が着く(図1)。
  3. 長果枝利用栽培と短果枝主体栽培では、果実重及び果実品質の差は認められない(表2)。
  4. 長果枝利用栽培では新梢誘引作業は増えるが、整枝せん定作業か大幅に短縮される(図2)。また、せん定は枝齢2年以上の結果枝を充実した1年枝(腋花芽)に更新するためわかりやすい。

成果の活用面・留意点
  1. 短果枝主体栽培から樹形改造した場合、一時減収する。
  2. 主枝・亜主枝の先端を強く切り返し、樹勢維持を図る。
 
図表1 228688-1.jpg
図表2 228688-2.jpg
図表3 228688-3.jpg
図表4 228688-4.jpg
カテゴリ 管理技術 栽培技術 省力化 日本なし

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