イチゴ‘さちのか’の小型成型苗育苗法

タイトル イチゴ‘さちのか’の小型成型苗育苗法
担当機関 香川県農業試験場
研究期間 1997~1998
研究担当者 伊藤博紀
牛田 均
近藤弘志
発行年度 2000
要約 イチゴ‘さちのか’の普通促成 、夜冷促成栽培における小型成型苗は、育苗日数を確保する ために、7月上旬(育苗期間70日程度)に挿し芽する。苗の充実度を高めることで頂果房の開花が早まり、早期から収量が向上する。また、育苗培養土としては、小型ポット用イチゴ専用培土が適している。
背景・ねらい
「香川型イチゴ高設・バッグ式養液栽培」(以下、らくちん)における‘女峰’の育苗は、施設の有効利用と省力化から、空中採苗と挿し苗による小型成型苗利用が行われている。‘女峰’では、培養土としてピートモスとロックウールの等量混合培養土を用い、7月下旬から8月上旬に挿し苗を行うことで成果が得られている。
近年、‘さちのか’が導入されたが、小型成型苗の利用技術については不明である。そこで、‘さちのか’の挿し苗による小型成型苗育苗方法について、「らくちん」栽培で検討する。
成果の内容・特徴
  1. ‘さちのか’の小型成型苗は、早期から収量を高めるために‘女峰’以上に挿し苗後の育苗日数を確保する必要がある。そのため、普通促成、夜冷促成栽培の両作型ともに育苗期間は70日前後が適している(図-1、2)。
  2. 育苗培養土は、生育、収量ともに小型ポット用イチゴ専用培土が適している(表-1・図-2)。
成果の活用面・留意点
  1. 育苗培養土は、生育、収量ともに小型ポット用イチゴ専用培土が適している(表-1・図-2)。
  2. 初期から収量を確保するためには、挿し芽時期が遅れないように留意する。

図表1 228887-1.jpg
図表2 228887-2.jpg
図表3 228887-3.jpg
カテゴリ 育苗 いちご 省力化 養液栽培

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