タイトル | 延縄式養殖施設を用いたカキ養殖試験 |
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担当機関 | 福岡県水産海洋技術センター豊前海研究所 |
研究期間 | 1998~1999 |
研究担当者 |
中川 浩一 |
発行年度 | 2000 |
要約 | 福岡県豊前海域において延縄式によるカキ養殖試験を行った。延縄式養殖は、従来のイカダ式と比べて付着基盤からのカキの脱落が少なく、成長もよく、単位面積当たりの収穫量はイカダ式のそれの1.5倍であった。また波浪による施設の破損も見られなかった。延縄式によるカキ養殖はイカダ式養殖と比べて、成長、収穫量および費用対効果の面からもみて良好であることがわかった。 |
成果の内容・特徴 | 豊前海におけるカキ漁場の有効利用を図るため、延縄式によるカキ養殖試験を行った。
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成果の活用面・留意点 | 【成果の活用面・留意点】 延縄式はイカダ式と比べて、施設の作成・維持管理が容易であり、高齢者によるカキ養殖も可能であると思われる。 問題点としては、カキが生長して重量が重くなった場合、幹ロープがたわみ、垂下ロープ同士が接触し、カキの脱落等が見られる。今後、施設の改良を行うと同時に、漁業者への普及を図る。 【具体的データ】 図1 施設の幹ロープの長さは50mとし、10m間隔にブイ(浮力250kg)を設置し、ブイの両端を幹ロープと連結した。 幹ロープには50cm間隔で付着基盤をつけた垂下ロープを垂下した。その際、垂下ロープは幹ロープ1本当たり100本とした。 表1 カキ1個体当たりの平均重量の比較 表2 付着基盤1個体当たりのカキ付着個数と重量(g) |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
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