イワガキ稚貝の低水温耐性について

タイトル イワガキ稚貝の低水温耐性について
担当機関 岩手県水産技術センター
研究期間
研究担当者
発行年度 2002
成果の内容・特徴 ねらい:
平成13年の春から初夏にかけて、岩手県中南部を中心に初めて確認された養殖イワガキ当歳貝の大量へい死について、原因および対策を検討し、安定生産技術を確立する。
成果の特徴:
  1. 飼育試験を行ったところ、イワガキ稚貝は低水温に弱く、大量へい死は、冷水の接岸が主な原因で発生したものと考えられた。
  2. 大量へい死の防止策としては、より大きいサイズで冬季の低水温期を迎える必要があり、そのためには成長を促進する早期の沖出し注1が有効であることが分かった。
[成果の活用面等]
成果の活用面・留意点 岩手県でのイワガキ養殖において、安定的な生産と養殖期間を短く縮めることに有効な早期の沖出し(5~6月頃)を推進することとなった。
図表1 229269-1.gif
図表2 229269-2.gif
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