低コスト型飼料開発研究

タイトル 低コスト型飼料開発研究
担当機関 鹿児島県水産技術開発センター
研究期間 1999~2003
研究担当者 平成11~14年度 山下善久
平成15年度 森島義明
発行年度 2004
背景・ねらい 養殖用餌料としてのマイワシ漁獲量は,昭和63年以降大幅な減少傾向にあり,近年も低水準で推移しているため,それに代わる配合飼料への期待が高まってきている。魚類養殖経営にとって餌料代は,支出の約半分を占める大きな影響要因であるので,安価で価格の安定している魚粉代替物質による飼料開発が望まれている。
成果の内容・特徴 魚粉代替物質の可能性について,マダイを対象に焼酎粕,カツオ荒粕,コーングルテンミール,オカラ,鶏卵廃棄物等について検討した。その結果,以下の結果が得られた。
  1. 代替物質にコーングルテンミール,焼酎粕,カツオ荒粕を用いた場合魚粉の割合が66%の飼料を対象区にし,これから魚粉を削減し,代替物質にコーングルテンミール,焼酎,カツオ荒粕を複合的に配合した飼料とを比較した。その結果,魚粉を41%まで削減できる可能性が得られた。
  2. 代替物質に焼酎粕,オカラ,鶏卵廃棄物を用いた場合魚粉の割合が58%の飼料を対象区にして,これから魚粉を削減し,代替物質に焼酎粕,オカラ,鶏卵廃棄物を複合的に配合した飼料とを比較した。その結果,魚粉を43%まで削減できる可能性が得られた。
成果の活用面・留意点 本研究は平成15年度で終了した。得られた知見を関係業者へ紹介するとともに,環境汚染低減化飼料開発試験,安心・安全な養殖魚生産技術開発事業の飼料開発試験のなかで,漁家経営の安定に寄与する飼料の開発を進める。
図表1 229653-1.gif
カテゴリ 経営管理 低コスト

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