底びき網の改良によるカレイ類の分離

タイトル 底びき網の改良によるカレイ類の分離
担当機関 鳥取県水産試験場
研究期間 2002~2003
研究担当者 本田夏海
発行年度 2005
背景・ねらい 沖合底びき網漁業で混獲投棄されているカレイ類幼魚の混獲を回避する漁具を開発する。
成果の内容・特徴 網口直後の底網中央に逃避用開口部を設けた漁具を作成した(図1)。当該漁具を用いた試験操業により、ヒレグロの約8割が逃避した。ハタハタの逃避は約5%、ズワイガニ、バイ類の逃避は約2割であり、カレイ類の分離に効果が認められた。
分離構造を漁具の前方に持ってきたことで、漁業者による漁具の取り扱い、逃避した魚の生き残りに考慮した構造となっている。
成果の活用面・留意点 本試験は試験船(トロール漁法)で行われたものであり、当業船(かけまわし漁法)とは漁法が異なるため、本試験結果を基に平成16年度以降、当業船を用いた試験操業を行っているところである。
現段階では、漁獲対象サイズのカレイ類も逃避してしまうため、逃避用開口部にカレイ類のサイズ選択性をもたせる必要がある。
図表1 229753-1.gif
図表2 229753-2.gif
図表3 229753-3.gif
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