クロマグロ稚魚1500尾の生産に成功

タイトル クロマグロ稚魚1500尾の生産に成功
担当機関 長崎県総合水産試験場
研究期間 2002~2010
研究担当者 門村和志
発行年度 2008
背景・ねらい
長崎県では平成19年度に長崎県マグロ養殖振興プランを策定しマグロ養殖を推進している。総合水産試験場では同年度から先端技術を活用した農林水産研究高度化事業(マグロ類の人工種苗による新規養殖技術の開発)に参画し成熟・産卵に関する環境要因の解明などの課題に取り組むとともに、県マグロ養殖振興プランの技術支援を目的として(独)水産総合研究センター奄美栽培漁業センター、大洋エーアンドエフ株式会社等の協力を得て高級魚クロマグロの種苗生産技術の開発に取り組んでいる。
成果の内容・特徴 本年度は水産総合研究センター奄美栽培漁業センターから7月19日と9月11日に受精卵(合計205万粒)の提供を受けて2回の種苗生産試験を実施し5~7cmの稚魚約1500尾を生産した。
クロマグロ種苗生産の現在の餌料系列には活きたふ化仔魚が必須とされており、他機関においてはハマフエフキ、イシダイなどが使用されている。
当水試では餌用ふ化仔魚を確保するための親魚としてシロギスを使用した。その結果、特別な環境調節による産卵制御を行うことなく、クロマグロ種苗生産期間を通じて安定的に良質の受精卵から孵化した仔魚をマグロ種苗生産へ供給できた。以上のことから餌料用ふ化仔魚としてシロギスを利用したクロマグロ種苗生産が可能なことが明らかとなった。
成果の活用面・留意点
養殖用人工種苗の安定供給

図表1 230193-1.png
カテゴリ 技術支援

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