粗砕石灰と炭カルの併用による草地の酸性改良法

タイトル 粗砕石灰と炭カルの併用による草地の酸性改良法
担当機関 青森県畜産試験場
研究期間 1991~1992
研究担当者 広田千秋
村田憲昭
蛸島 基
発行年度 1992
要約 草地造成時の土壌改良資材として、粗砕石灰を炭カルと併用することにより酸性改良効果が長時間持続できる。この場合の施用量は炭カルによるpH6.5矯正量に対し、粗砕石灰2倍量と炭カル1/3量の組み合わせが適当である。
背景・ねらい 草地土壌は経年的に酸性化が進行するため、造成後3年目毎に石灰の追肥が必要となる。
しかし、生産現場では必ずしも石灰の追肥が実施されておらず、草地生産力の低下を招く
原因となっている。これに対処するため、草地の長期的な酸性改良が期待できる粗砕石灰
の施用効果と施用法について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 供試粗砕石灰は石灰岩を粗粉砕したもので、粒径組成は2.0mm以上44%、2.0~0.5mm11%、
    0.5mm以下45%である。また、アルカリ分は炭カルと同じ53%である。
  2. 粗砕石灰は、単用とするよりも炭カルと併用した方が土壌pHが高くなり、土壌改良効果
    が大きい。また、粗砕石灰と炭カルの併用により土壌pHは利用4年目>利用1年目となり、
    特に粗砕石灰2倍量以上を施用している場合には利用4年目においてもpH6.5以上の値を
    示し、長期的な酸性改良効果が期待できる(図1)。
  3. 土壌改良効果を持続させるための施用量組み合わせとしては、粗砕石灰2倍量+炭カル1/3量
    が最も効果的である
    (図1)(表1)。
  4. 4か年の合計風乾収量は、粗砕石灰標準量及び2倍量に炭カルを併用した場合において炭カル
    区と同等な値をしめす(表2)。
成果の活用面・留意点 草地造成または草地更新時の土壌改良資材として適用する。粗砕石灰と炭カルは粒径が
異なるため、それぞれ個別に散布し、土壌中に均一に混和させることが必要である。
図表1 230293-1.gif
図表2 230293-2.gif
図表3 230293-3.gif
カテゴリ 肥料 土壌改良

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