キク品種‘天寿’の6〜7月出しシェード栽培における貫生花の発生要因

タイトル キク品種‘天寿’の6〜7月出しシェード栽培における貫生花の発生要因
担当機関 施設技術科
研究期間 1993~1995
研究担当者
発行年度 1993
要約 キク品種‘天寿’の6~7月出しシェード栽培における貫生花の発生は、換気不良による昼間の高温遭遇が影響し、さらに系統により発生に差があることを確認した。貫生花の防止には、発生の少ない系統を選び、シェード開始後の昼間は30度C以上の高温に遭遇させないように管理することが必要である。
背景・ねらい キクの作期拡大と安定生産を図るため施設化が進み、
夏期のシェード栽培が増加したが、キク品種‘天寿’
の6~7月出しシェード栽培で貫生花の発生が問題になっている。
この対策として、シェード開始後の昼温及び夜温の影響と系統間の発生程度を
検討し、貫生花の発生要因を究明した。
成果の内容・特徴
  1. キク品種‘天寿’の6~7月出しシェード栽培における貫生花の発生は、
    夜温13度Cでも夜温15度Cより花芽分化と発達が遅れるものの正常に開花すること
    から夜温の影響ではなく、昼間の温度を高く設定した処理(最高気温
    30度C以上)で著しく発生が増加するため、
    換気不良による昼間の高温遭遇が原因である
    (表1、表2)。
  2. 系統により貫生花の発生程度に差があり、‘系統1’でやや少ない
    (表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 貫生花の防止には、発生の少ない系統を選ぶ。
  2. シェード開始後の昼間は30度C以上の高温に遭遇させないように管理する。
図表1 230518-1.gif
図表2 230518-2.gif
カテゴリ きく 品種

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