カーネーションのアザミウマ類の寄生状況と防除

タイトル カーネーションのアザミウマ類の寄生状況と防除
担当機関 宮城県園芸試験場
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 カーネーションを加害するアザミウマ類はネギアザミウマが主で、蕾が5mm以上になると寄生が始まる。防除は出蕾日から粒剤と散布剤を組み合わせた体系で行うとともに、発生密度の低下のため周辺の環境整備も重要である。
背景・ねらい カーネーションを周年栽培する場合、時期によっては花に対するアザミウマ類の
被害が問題になってくる。
そこで、カーネーションに対するアザミウマ類の加害状況を明からにし効率的な
防除法の確率をめざす。
成果の内容・特徴
  1. アザミウマ類は蕾が5mm以上になると寄生が始まり、
    蕾の先割れの時期では80%以上に達した。
  2. 寄生された蕾では成虫、幼虫の両方が加害していた。
  3. 蕾が小さい時期から寄生するのはネギアザミウマが主となり、
    ヒラズハナアザミウマとダイズウスイロアザミウマは蕾が15mm以上になってから
    寄生した。
  4. 防除は出蕾日(モノクロトホス粒剤の株元処理+散布剤)、7日後(散布剤)、
    開花始期(ベンフラカルブ粒剤の株元処理)、以後2週間ごとに1~2回モノクロトホス粒剤
    の株元処理を行う。
表1 カーネーション蕾へのアザミウマ類の寄生状況
表2 アザミウマ類の種類別寄生状況
図1 カーネーションのアザミウマ類に対する体系防除効果
成果の活用面・留意点
  1. 多発条件下では防除効果が不十分で実用性が低くなるので、
    圃場周辺の環境設備を十分に行い、アザミウマ類の密度を低下させておく。
  2. ネギアザミウマはねぎ類、ばれいしょ、きくなどでの増殖が大きいので周辺の
    これらの作物の栽培管理にも注意する。
カテゴリ 病害虫 カーネーション きく 栽培技術 大豆 ねぎ ばれいしょ ヒラズハナアザミウマ 防除

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