露地野菜畑(ブロッコリー)における亜酸化窒素ガスの発生動態と制御技術

タイトル 露地野菜畑(ブロッコリー)における亜酸化窒素ガスの発生動態と制御技術
担当機関 宮城県農業センター
研究期間 1990~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 ブロッコリー作付け畑において、緩効性肥料及びに有機物多施用による亜酸化窒素ガス抑制について検討した結果、基肥に緩効性肥料と速効性窒素を組み合わせ、追肥なしで収量を維持し、ガスの発生量を減少させることが可能であった。
背景・ねらい 温室効果の原因ガスの1つとして、畑地から発生する亜酸化窒素ガスが問題となっており
、ガス発生抑制法として、緩効性肥料施用による方法、
並びに有機物多施用条件での化学肥料無施用による方法について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 基肥に被覆尿素(LP70)+速効窒素(硫安 基肥全量の2割)の組み合わせにより、
    速効窒素施肥に比べ、15%程度のガス抑制効果がみられた。
    (表1-94年)
  2. 基肥に被覆燐硝安加里(ロング424-M70)+速効窒素(硫安 基肥全量の2割)の組み合わせにより、速効窒素施肥に比べ、37%程度のガス抑制効果がみられた。
    (表1-94年)
  3. 基肥に被覆燐硝安加里のみを施用した場合、収量的には10~20%減となるが
    ガス発生量は被覆尿素で40~50%、被覆燐硝安加里で60~70%減少した。
    (表1-92.93年)
  4. 厩肥多施用(牛厩肥10t/10a) -化学肥料無施用栽培は、収量的には
    平均12%程度の減収であるが、亜酸化窒素の抑制率は70%ともっとも高かった。
    (表1,
    表2)
  5. 施肥窒素量に対するガス発生量(土壌由来のガス発生も含む)の割合(%)は、
    硫安2%>被覆尿素1.7%>被覆燐硝安加里1.0%の順に低く、
    被覆燐硝安加里のガス抑制効果が高かった。
    (表3)
成果の活用面・留意点
  1. 露地野菜において、環境保全を考慮した栽培法の目安とする。
  2. 土壌物理性の不良な土壌では、脱窒を伴った形でガス発生が増大する可能性がある
    ため、排水改良、有機物の施用等、土壌物理性の改善に努める。
図表1 230636-1.gif
図表2 230636-2.gif
図表3 230636-3.gif
カテゴリ 肥料 施肥 ブロッコリー

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