新殺ダニ剤に対するナミハダニの感受性低下の実態

タイトル 新殺ダニ剤に対するナミハダニの感受性低下の実態
担当機関 宮城県園芸試験場
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 主要な殺ダニ剤のフェンピロキシメート剤、ピリダベン剤、テブフエンピラド剤の3剤はナミハダニに対して正の交差抵抗性を持つと推察される。
背景・ねらい 近年農薬登録された主要な殺ダニ剤のフェンピロキシメート剤、ピリダベン剤、
テブフェンピラド剤の薬剤抵抗性の発達程度や交差抵抗性の実態を検討した結果、
実用上問題となる知見が得られたので、農薬の効率的利用のための資料とする。
成果の内容・特徴
  1. フェンピロキシメート剤とピリダベン剤およびテブフェンピラド剤使用後の
    ナミハダニ生存虫はこれらの剤に対し急激に感受性を低下させる。
  2. 感受性の低下はピリダベン剤、フェンピロキシメート剤は2回の淘汰から
    見られその度合いもこの順に大きいが、テブフェンピラド剤では4回の淘汰から
    見られ程度も小さい。
  3. これらの3剤はそれぞれ正の交差抵抗性を持つと推察される。
  4. これらの3剤は同一系統の剤と見なして年1回の使用とし、
    連続使用はしないようにする。
図1 フェンピロキシメート淘汰ナミハダニ雌成虫の感受性の推移
図2 ピリダベン淘汰ナミハダニ雌成虫の感受性の推移
図3 テブフェンピラド淘汰ナミハダニ雌成虫の感受性の推移
成果の活用面・留意点
  1. 野菜類や花き類の登録のあるこれら3剤と同一成分を含む剤は、
    剤形が異なっていても作用機作は同じなので同様に取り扱う。
カテゴリ 病害虫 抵抗性 農薬 薬剤

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