タイトル |
ネットメロンのハウス早熟栽培におけるセル成型苗利用技術 |
担当機関 |
花き担当 |
研究期間 |
1994~1994 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1994 |
要約 |
メロンのハウス早熟栽培においてセル成型苗(72穴および50穴)は、収量、品質ともに慣行ポット苗と同等で実用性が高い。なお、収穫時期は、50穴トレイ成型苗は慣行ポット苗とほぼ同じであるが、72穴トレイ成型苗は3~5日遅れる。
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背景・ねらい |
当地域の基幹品目であるメロンの育苗面積の縮小、育苗コストと育苗労力の削減 および定植労力の軽作業化を図る。
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成果の内容・特徴 |
供試品種等- 育苗日数は2月下旬の播種で50穴セルトレイ育苗では約45日、72穴セルトレイ育苗では
約40日とし、3月上旬播種で50穴セルトレイ育苗では約30日、72穴セルトレイ育苗では 約25日とする。
- 収穫時期は慣行ポット苗に比較して、72穴トレイ成型苗では3~5日遅れるが、50穴
トレイ成型苗では、ほぼ同時期である(表1)。
- 育苗方法による収量、品質の差はない
(表1、表2)。
- 育苗面積は慣行ポット育苗の約1/10程度である
(表3)。
- 育苗労力は本畑10アール当り約30時間であり、慣行ポット育苗の1/3である
(表3)。
- 育苗経費は本畑10アール当り、慣行ポット育苗に比較して約10,000円節減できる
(表3)。
- 定植作業における苗運び労力は、慣行ポット苗の1/5以下と思われる。
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成果の活用面・留意点 |
- 育苗期間のかん水は底面給水とする。
- 育苗期間中に肥料切れすると、根鉢の形成が悪くなる。
- 定植時の葉数は50穴セル成型苗で2枚、72穴セル成型苗で1.5枚である。
- 定植後、活着までは根鉢および根鉢周辺土壌の乾燥に注意する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
肥料
育苗
乾燥
コスト
栽培技術
播種
品種
メロン
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