タイトル |
こんにゃくの種球切断による効率的増殖法 |
担当機関 |
宮城県農業センター |
研究期間 |
1995~1995 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1995 |
要約 |
こんにゃくの種球を切断し、種付後マルチフイルムで被覆することにより、優良種球を短期間のうちに大量に増殖できる。
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背景・ねらい |
こんにゃくの種球は、一般に生子の生産により確保されている。しかし、ウイルスフリー種球や新品種を導入する場合、生子の生産だけでは増殖性に限界がある。そこで、優良種球を短期間に大量増殖できる技術を確立する。
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成果の内容・特徴 |
- 種球には3年生球茎を使用し、増殖率と肥大倍率の関係から、種球を1切片が40g程度になるように主芽を中心に4~8個に切断する(表1)。
- 植付時期は5月10日が適期である(表2)。
- 慣行の5月25日に植付ける場合には、生育を促進するためにあらかじめビニールハウス内で15日程度催芽を行い、出芽の促進、新球茎の肥大をはかる(表3)。
- 慣行の種球と比べて出芽が30~40日遅れるので、覆土後マルチフイルムを被覆し生育を促進する(表4)。
- 単位面積当たりの収量を向上させるため、栽植密度は標準の2倍程度(畦幅65cm、株間15cm、2条千鳥植え)とする(図1)。
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成果の活用面・留意点 |
- 球茎を切断した後に、種球消毒としてアタッキン水和剤1000倍液に1時間浸漬し風乾させてから催芽、植付けを行う。
- 種球には病害の無い球茎を使用する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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図表5 |
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カテゴリ |
こんにゃく
新品種
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