積雪寒冷地におけるニラの無加温ハウス秋どり栽培技術

タイトル 積雪寒冷地におけるニラの無加温ハウス秋どり栽培技術
担当機関 (旧山形県立中山間地農業試験場
研究期間 1996~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 ニラのハウスを利用した秋どり栽培では、3月播種のセル成型育苗を行い、5月に定植すると1年目から収穫でき、a当たり収量は1年目2回収穫で200~260kg、2年目3回収穫で540kgである。刈捨て時期は1年目9月上、中旬、2年目9月上旬がよい。
背景・ねらい 山形県最上地域の園芸主力品目であるニラは、
露地栽培が主体であり出荷期間が限定される。
このため、無加温ハウスを利用した秋どり栽培技術を確立し、出荷期間の延長を図る。
成果の内容・特徴
  1. ハウス秋どり栽培では、休眠の浅い品種を利用し、ハウス育苗を行い、3月は種、
    5月中旬定植とすることで、当年の秋に収穫できる
    (第2表、
    栽培概要)。
  2. 植え付け1年目は9月上旬から中旬の刈捨てで、9月下旬から10月上旬、10月下旬の
    2回収穫が可能で、a当たり200~260kg程度の収量が見込まれる。
    刈捨て時期が遅れると欠株が生じやすい
    (第1表、
    第2表、
    第4表)。
  3. 植え付け2年目は9月上旬の刈捨てで、9月下旬、10月上旬、11月上旬の
    3回収穫が可能で、a当たり540kg程度の収量が見込まれる
    (第3表、
    第4表)。
  4. 刈捨て後は、ハウス被覆と全面マルチを行う。
成果の活用面・留意点
  1. 適用範囲は東北地域とする。
  2. 植え付け1年目の2回目、2年目の3回目の収穫では品質の低下が懸念されるので
    株養成中は適切な肥培管理を行う。
  3. 雪によるハウス倒壊防止のため、収穫終了後はハウス被覆を除去するが、
    株を低温に順化させてから行う。
  4. 株は2年で更新する。
図表1 231004-1.gif
図表2 231004-2.gif
図表3 231004-3.gif
図表4 231004-4.gif
図表5 231004-5.gif
カテゴリ 育苗 栽培技術 出荷調整 にら 播種 肥培管理 品種

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