水稲不耕起移植栽培における紋枯病の発生実態

タイトル 水稲不耕起移植栽培における紋枯病の発生実態
担当機関 宮城県農業センター
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 水稲不耕起移植栽培では、慣行移植栽培に比べて、紋枯病の発生が多く、その継続年数が長いほど増加する。畦畔沿いへの発生の偏りは見られない。病斑の上位進展傾向や成熟期の病斑高率は両栽培法間に明確な差がない。
背景・ねらい 不耕起移植栽培は、稲作の省力・低コスト技術の一つである。
宮城県内の不耕起移植栽培技術開発試験ほ場3ヶ所(一迫町、南郷町、豊里町)
において紋枯病の発病が多くなる傾向が認められたので、
発生実態について明らかにし、防除法確立の基礎資料とする。
成果の内容・特徴
  1. 水稲不耕起移植栽培は、慣行移植栽培に比べて紋枯病の発生株率が高い
    (図1)。
    また、不耕起移植栽培の継続年数が長いほど発病株率は高くなる
    (図2)。
  2. 慣行移植栽培での発病は畦畔沿いで多いが、
    不耕起移植栽培での発病は畦畔沿いに偏らない
    (図3)。
  3. 上位進展の傾向や成熟期の病斑高率については、
    慣行移植栽培との間に明確な差が認められない
    (図4)。
成果の活用面・留意点 水稲不耕起移植栽培での病害虫防除法を確立するための基礎資料として活用できる。
図表1 231091-1.gif
図表2 231091-2.gif
図表3 231091-3.gif
図表4 231091-4.gif
カテゴリ 病害虫 栽培技術 水稲 低コスト 病害虫防除 防除

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