間伐によるマルバカイドウつきM.27台リンゴの収量、結実品質に及ぼす影響

タイトル 間伐によるマルバカイドウつきM.27台リンゴの収量、結実品質に及ぼす影響
担当機関 宮城県園芸試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 マルバカイドウつきM.27台を用いたリンゴ高密植栽培において、樹齢10年以上になり、樹冠が混み合った場合には、間伐を実施すると、十分な収量を確保しつつ果実品質が向上する。
背景・ねらい マルパカイドウつきM.27台リンゴの10a当たり333本以上の高密植栽培は、
従来のM.26を用いた密植栽培に比べて初期収量が高く、
各樹齢における収量水準も高い。しかし、樹齢が10年を越える頃から、
樹冠が混み合い出すため、必然的に強せん定になり、樹高が高くなり、
光環境の悪化から花芽着生不良、収量の低下、隔年結果、
果実品質の低下などが生じる。そこで、10a当たり444本植えの密植園地で
間伐を実施した際の収量水準の変化や、果実品質の改善効果を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 「ジョナゴールド」及び「ふじ」の10a当たり444本植えの樹を1本おきに間伐し、1
    0a当たり222本にすると、収量は慣行に比べて減少するが、10a当たり4t前後の取量
    が確保できる(
    図1、
    図2)。
  2. 1果重は、「ジョナゴールド」、「ふじ」とも間伐により慣行よりも大きくなる(
    図1、
    図2)。
  3. 「ふじ」では、間伐により隔年結果性が減少する
    (図2)。
  4. 「ジョナゴールド」、「ふじ」とも間伐により葉面積指数が低下し、光環境が著しく
    改善され、果物の着色が大幅に向上する(
    表1、
    表2)。
  5. 「ふじ」では、果実糖度の上昇が認められ、果実品質の向上が図れる
    (表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 10a当たり333本植えなどでも同様の効果か期待できる。
  2. 間伐の実施時期は、樹冠が混み合いだし樹冠下部に着色不良果が増え始めた頃、お
    おむね樹齢10年を自安とする。
  3. 間伐後、光環境を良好に保つための枝配置につとめる。
図表1 231307-1.gif
図表2 231307-2.gif
図表3 231307-3.gif
図表4 231307-4.gif
カテゴリ りんご

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