促成ナスのロックウール栽培における播種期の前進化と若苗定植による生産安定

タイトル 促成ナスのロックウール栽培における播種期の前進化と若苗定植による生産安定
担当機関 宮城県園芸試験場
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 宮城県における促成ナスのロックウール栽培では播種期は7月下旬で、本葉4葉期に定植すると冬期の草勢が維持しやすく収量が高くなる。
背景・ねらい 宮城県内では県北地域を中心にロックウール耕ナスの栽培面積が増加している
(平成9年0.8ha、平成10年1.6ha)。
ナスのロックウール栽培は高知県で栽培面積が多く、
促成長期どりの作型で秋から翌年夏にかけて収穫されている。
県内においても高知県に準じて8月下旬播種、
6葉期に定植する栽培体系がとられているが、
冬季間の草勢維持が難しく、収量や品質が不安定である。
そこで、本県の気象環境に適する播種期、定植時の葉数について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 本葉4枚で定植すると本葉6枚で定植した場合よりも草勢の維持が容易となり
    (図1)、商品果収量は高い
    (図2)。
  2. 7月30日に播種すると8月20日に播種する場合より収穫開始が早まり、
    年内収量および厳寒期の商品果収量が高い
    (図2)。
  3. 7月30日播種、本葉4枚で定植すると10月から6月までの商品果収量の合計は
    12000kg/10a以上となる(図2)。
成果の活用面・留意点
  1. 培養液の濃度はEC1.2dS/m程度で管理する。
  2. 根圏の温度は18度C以上を維持する。
  3. 耕種概要に示した栽培条件下で適用できる。
図表1 231490-1.gif
図表2 231490-2.gif
図表3 231490-3.gif
カテゴリ 栽培技術 栽培条件 栽培体系 なす 播種

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