タイトル |
トルコギキョウのシードテープ利用直播き無加温ハウス栽培での播種早限 |
担当機関 |
山形県砂丘地農業試験場 |
研究期間 |
1999~2000 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1999 |
要約 |
トルコギキョウのコーディング種子を封入したシードテープ利用直播き栽培は、セルトレイに播種して発芽率に問題がなければ、いずれの種苗会社の種子でも適用できる。無加温ハウスに播種した場合、播種早限は4月中旬である。
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背景・ねらい |
砂丘地において、トルコギキョウの育苗・定植作業の省力のため、コーディング 種子封入シードテープを利用した直播き播種の栽培法(播種早限)を明らかにする.
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成果の内容・特徴 |
- 異なるコーディング材で加工されていても、セルトレイに播種して発芽に
問題がなければ、いずれの種苗会社の種子を用いてもシードテープを利用した 直播き播種ができる。
- サイドカーテン保温のみの無加温ハウスでシードテープを用いた播種の
早限は4月中旬である。
第1表 発芽の様相、収穫日、品質 第2表 播種後1ヶ月までの平均外気温
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成果の活用面・留意点 |
- シードテープは水溶性の材質のものを使用する。
- シードテープ利用直播きは、播種床が均平でないと種子が地面から離れ
発芽不良となるので、均平に整地できる砂丘地に限定する技術である。
- 播種後発芽揃いまで日中高温管理するとロゼット株の発生が見られるので、
4月の低温期の播種期でも晴天時は十分喚起を図る。
- 4月上旬播種は発芽には問題がないが、4月中旬播種と開花時期に差がなく、
在ほ期間が長くなる点で不利である。
- 播種晩限は、発芽には問題がないものの、ロゼットの発生、秋季低温による
不開花で制約される。品種によって異なるが、本県ではおよそ6月上旬頃である。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
育苗
加工
栽培技術
トルコギキョウ
播種
発芽不良
品種
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