鶏浅胸筋中グルタミン酸及びイノシン酸濃度の遺伝的特性

タイトル 鶏浅胸筋中グルタミン酸及びイノシン酸濃度の遺伝的特性
担当機関 青森畜産試験場
研究期間 1999~2000
研究担当者 西藤克己
石橋裕美子
有谷順子
発行年度 2000
要約 鶏浅胸筋のグルタミン酸及びイノシン酸濃度は主に相加的遺伝子の影響による一般組合せ能力が有意である。一方ヘテローシス効果及び特殊組合せ能力は有意ではない。青森畜試造成横斑プリマスロック合成種はその交雑種の発育を高め、浅胸筋中のグルタミン酸及びイノシン酸濃度を高める。
背景・ねらい 近年、鶏肉の呈味成分の究明に関する研究が進展している。しかし育種学的検討を加えた報告は見あたらない。そこで本研究は、鶏肉の呈味成分であることが明らかにされているグルタミン酸(GIu)及びイノシン酸(IMP)濃度について、異鶏種間のダイアレル交配による遺伝的特性を明らかにするために実施した。
成果の内容・特徴
      
  1. 体重は、ヘテローシス効果、一般及び特殊組合せ能力が有意であった(表2,3)。
      
  2. 交雑種の平均体重は親鶏種の平均体重より5~10%重かった(表1,2)。
      
  3. 浅胸筋GIu及びIMP濃度は、ヘテローシス効果及び特殊組合せ能力は有意ではなく、一般組合せ能力が有意であった(表2,3)。
      
  4. 供試した交雑種において、シャモの交雑利用は体重及び浅胸筋IMP濃度を有意に低くし、名古屋の交雑利用は体重及び浅胸筋GIu濃度を有意に低くした。一方青森県畜産試験場造成の速羽性遺伝子を保有する横斑プリマスロック合成種(BW)の交雑利用は体重、浅胸筋GIu濃度を有意に高くし、IMP濃度も高くする傾向があった(表4)。
成果の活用面・留意点
     
  1. 本成果は、鶏肉のおいしさを高める育種改良の推進に資することができる。すなわち、鶏肉のGIu及びIMP濃度の改良は、ヘテローシス効果が期待できないため、これら濃度の高い親鶏種の選択が重要である。
図表1 231729-1.jpg
図表2 231729-2.jpg
図表3 231729-3.jpg
図表4 231729-4.jpg
カテゴリ 育種

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