| タイトル | ウシ低ランク胚を有効利用するための胚判定方法 |
|---|---|
| 担当機関 | 秋田県畜産試験場 |
| 研究期間 | 1999~2001 |
| 研究担当者 |
小林政樹 沼田 恵 千田惣浩 相澤健一 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | ウシの過剰排卵処理から得られる低ランク胚について、変性細胞割合が50%未満のものを体外培養し、24時間後の発育ステージや内細胞塊の形態をより詳しく判定することにより受胎性の高い胚が選定され、低ランク胚の受胎率が向上する。 |
| キーワード | 低ランク胚、過剰排卵処理、体外培養、選定、受胎率 |
| 背景・ねらい | 過剰排卵処理において回収される低ランク胚(変性部位30%以上)は、受胎率が低いため、そのまま廃棄されるか、一部、新鮮胚移植、培養後移植等に用いられている。しかし、低ランク胚の中でも受胎性の高い胚の選択条件や培養技術などは十分検討されていないのが現状である。そこで、低ランク胚の利用性を高めるために、培養技術、選定条件を検討し、高い受胎性が期待できる判定技術を確立する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 低ランク胚の培養方法 培養液の違いによって発育の差が認められる。今回体外培養に使用した4種類の培養液の中では、HP-M199(10%FCS+HP-M199)培養液およびβ-ME+TCM199(100μMβ-ME+10%FCS+TCM-199)培養液が低ランク胚の培養に適する(表1)。また、胚の内細胞塊が明瞭なものと不明瞭なものがあり、後者は、発育速度の遅い胚やTCM-199(10%FCS+TCM199)培養液で培養した胚に多く見られる。 2. 低ランク移植胚の選定 低ランク胚を新鮮移植する場合(1)培養前の変性細胞割合が50%未満であること(表2)(2)24時間培養後の発育ステージが胚盤胞以上であること(表3)(3)培養後の内細胞塊の形態が明瞭な胚であることを条件として選定することによって受胎率が向上する。 3. 移植成績 24時間培養低ランク胚は9頭(9/22)が受胎し受胎率は40.9%であり、未培養低ランク胚の23.8%と比較して受胎率の向上が認められる。(表4) |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 今まで廃棄されていた低ランク胚の一部が供給可能になり、胚の安定供給、低コスト化に貢献できる。 2. 低ランク培養胚を移植する場合、輸送時の温度管理に注意する。 (培養液を使って培養温度(38.5℃)に近い温度で輸送すること) |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 温度管理 低コスト 輸送 |
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