タイトル | 根切器と小型袋詰器の利用によるホウレンソウ調製・袋詰め作業の省力・低コスト化 |
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担当機関 | 宮城農園研 |
研究期間 | 2000~2002 |
研究担当者 |
三品和敏 山村真弓 菅野秀忠 相澤正樹 |
発行年度 | 2003 |
要約 | 指装着型の根切器具と秤機能が付いた小型の袋詰め器具を用いることによって、ホウレンソウの調製・袋詰め作業が省力・低コスト化できる。 |
キーワード | ホウレンソウ、調製、袋詰め、低コスト |
背景・ねらい | ホウレンソウの調製時間は全作業時間に占める割合が高いことから、効率化が必要である。しかし、宮城県内の農家では2人以内の家族内作業が多く、一日当たりの出荷量も少ない。そこで低コストで作業の効率化を図るための安価で小型の調製・袋詰機器の開発を行う。 |
成果の内容・特徴 | 1. ハサミの持ち替えによる根部切断作業時間のロスを解消するために、ステンレス製の簡易な指装着型根切器具を開発した(図1)。 2. ホウレンソウの秤量と袋詰めを同一器具で連続的に行うために、トレイ上にホウレンソウを置いて計量し、そのまま袋に向けてスライドすることで袋詰めを行うことができる小型の秤付袋詰器を開発した(表1、図2)。 3. 開発した指装着型根切器具と秤付袋詰器を用い、表2で示した作業体系でホウレンソウの調製・袋詰作業を行うことにより、慣行作業に比べ作業能率は約33%向上する(表3)。 |
成果の活用面・留意点 | 1. 秤付袋詰器は快適な作業のために作業机の高さの調節が必要となる場合がある。 2. 秤付袋詰器は2004年春に約2万円程度で市販される予定である。 3. 根切器具は自作が可能であるが、指装着型であれば市販品(例:摘桑爪(900円))でもよい。 |
カテゴリ | 桑 出荷調整 低コスト ほうれんそう |