タイトル | 中山間地域に適した宿根草・枝物の品目別収益性 |
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担当機関 | 岩手農研セ |
研究期間 | 1999~2003 |
研究担当者 |
藤井伸行 菅原豊司 茂市修平 佐藤正昭 正部家紫 |
発行年度 | 2003 |
要約 | セントーレア・マクロセファラなど8品目は所得が見込まれ、これらの品目を組み合わせることで6月から3月までのほぼ周年出荷が可能である。 |
キーワード | 中山間、宿根草、枝物、収益性 |
背景・ねらい | 中山間地域では、高齢化、過疎化が進展している。一方、花きの消費者ニーズは、多様化が進み、アレンジメント等自然さを表現する草花類、枝物類の需要が拡大してきている。 そこで、中山間地域の早期秋冷気象等変化に富んだ気象条件や遊休農地を活用した地域振興型特産作物としての品目選定に取り組んできた宿根草・枝物について、現地導入の参考となる品目ごとの収量性、労働時間及び収益性を試算する。 |
成果の内容・特徴 | 1. a当たり所得が見込める品目は、セントーレア・マクロセファラなど8品目である(表1)。 2. アルケミラ・モーリス、パニカム・ジャーマン、ヒメヒマワリ・サンバースト及びモナルダ・パノラマの4品目は労働集約的品目で、セントーレア・マクロセファラ、オミナエシ・早生名古屋、アキレア・パールスペリオール及びサンゴミズキの4品目は土地利用型品目である(表1、図1)。 3. これらの品目を組み合わせることで、6月から3月までのほぼ周年出荷が可能である(表2)。 |
成果の活用面・留意点 | 1. 宿根草・枝物の具体的な導入に当たっては、出荷先市場の需要動向や要望を十分確認し、より商品性が高く効率的な生産出荷に努める必要がある。 2. 実需者ニーズについては平成14年度東北地域研究成果情報「中山間地域の露地生産に適する宿根草・枝物花木の実需者ニーズ」を参考にすること。 3. 宿根草・枝物の組み合わせについては、各経営の労働力や耕地面積の条件に合わせて、導入品目及び栽培面積を決定すること。 4. 宿根草の一部品目(パニカム・ジャーマンなど)は一斉収穫により採花調整時間の短縮が可能である。除草作業については、マルチ被覆や中耕除草などの対策を講じること。 |
カテゴリ | 病害虫 あま 経営管理 出荷調整 除草 中山間地域 ひまわり |