ユリ新品種‘みやぎFL5号’と‘みやぎFL6号’の育成

タイトル ユリ新品種‘みやぎFL5号’と‘みやぎFL6号’の育成
担当機関 宮城農園研
研究期間 1999~2006
研究担当者 瀬尾直美
鈴木誠一
発行年度 2006
要約 シンテッポウユリにオリエンタルハイブリッドを交雑して育成された‘みやぎFL5号’と‘みやぎFL6号’は上向き咲きの新品種であり、自然開花期は7月上旬である。花色は‘みやぎFL5号’が鮮紫ピンク、‘みやぎFL6号’が淡紫ピンクである。
キーワード ユリ、新品種、交雑、胚培養
背景・ねらい これまでに、シンテッポウユリに県内自生のヒメサユリを交雑したLOハイブリッドとして、花がピンク色のみやぎオリジナルユリ‘杜の乙女’、‘杜の精’、‘杜のロマン’、‘みやぎFL4号’の4品種を種苗登録しているが、いずれの品種も横向き咲きである。そこで、これらの品種と同じピンク色で、上向き咲きのLOハイブリッドの新品種を育成する。
成果の内容・特徴
  1. ユリ新品種‘みやぎFL5号’と‘みやぎFL6号’は、上向き咲きのシンテッポウユリ‘雷山3号’に、ピンク色の上向き咲きのオリエンタルハイブリッド‘バルバレスコ’を交雑し、胚培養により育成されている。
  2. ‘みやぎFL5号’と‘みやぎFL6号’の花は、既存のLOハイブリッドにはみられない上向き咲きである。(表1)。
  3. ‘みやぎFL5号’は、花が中輪の鮮紫ピンク色で、テッポウユリ型の切花向きの新品種であり、自然開花期は7月上旬である。(表1、図1)。
  4. ‘みやぎFL6号’は、花がやや大輪の淡紫ピンク色で、テッポウユリ型の切花向きの新品種であり、自然開花期は7月上旬である。(表1、図2)。
成果の活用面・留意点
  1. ‘みやぎFL5号’と‘みやぎFL6号’は、2005年4月に品種登録出願している。
  2. 両品種の作型は、現在開発中である。
  3. 両品種とも、ウイルス病や葉枯病に対する抵抗性は特に認められないので、アブラムシと葉枯病の防除を徹底するか、寒冷紗被覆雨よけ栽培を行う。
図表1 232545-1.gif
図表2 232545-2.gif
図表3 232545-3.gif
カテゴリ 病害虫 新品種 抵抗性 品種 防除 ゆり

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