タイトル |
斑点米を発生させるアカスジメクラガメの発生消長と防除時期 |
担当機関 |
宮城県農業センター |
研究期間 |
1987~1989 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1989 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- 牧草地におけるアカスジメクラガメの成虫は7月上旬、8月上旬及び9月上旬の年3回
発生する。しかし、牧草の刈取り等の条件によっては第3回目の発生がみられず、 年2回発生の地点もある(図1)。
- 水田に飛来して斑点米の原因となるのはイネの出穂期頃と発生時期がほぼ一致する
第2回成虫であるが、第3回成虫が飛来することもある (図2)。
- アカスジメクラガメの発生を主体したカメムシ類の防除は1回散布より2回散布の効果が
高い傾向があり、穂揃期前5日散布では防除効果は認められなかった (図2)。
- 技術・情報の適用効果
- 宮城県でアカスジメクラガメは主に第2回成虫がイネに飛来して斑点米を発生させ、
防除は薬剤の2回散布が効果が高く、穂揃期前5日では効果が認められない。
- 適用の範囲
県内一円。
- 普及指導上の留意点
- 成虫の発生は年により変動する。
- カメムシ類は数種が混発することが多く、種類により防除薬剤が異なるので混合剤を
使用する。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
病害虫
カメムシ
水田
斑点米
防除
薬剤
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