タイトル |
温度変換日数法による落葉果樹の発芽、開花予測 |
担当機関 |
福島県果樹試験場 |
研究期間 |
1986~1988 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1989 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- リンゴ(ふじ)、モモ(白凰)、ナシ(幸水)の感温特性値を求め、温度変換日数法により
日別の最高、最低気温から、各品種の発芽日、開花日の予測を試みた。
- 感温特性値より算出した発芽日、開花日と実際に観測された発芽日、開花日との
関係をみると、相関係数は発芽日で0.86~0.92、開花日で0.90~0.96で、実際の 発芽日、開花日±4日程度の誤差であった (図1、図2)。
- 温度変換日数法による予測は、起算日から予測を行なう日まではその年の気温の
実測値を用い、それ以降の気温の変化は平年値を基本に、それよりも高い場合、 低い場合を想定して算出するようにした (図3)。
- 技術・情報の適用効果
落葉果樹の発芽、開花時期を気温から予測し、発育ステージを的確に把握する ことで、病害虫防除や防霜対策、人工受粉などの栽培管理がより効率的に 行なうことが可能となる。
- 適用の範囲
福島県中通り地方北部
- 普及指導上の留意点
- この方法を適用するためには、その年の日別最高、最低気温および日別最高、
最低気温の平年値が必要である。
- 開花日を予測するためには、発芽日を観測しておく必要がある。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
病害虫
栽培技術
受粉
病害虫防除
品種
もも
りんご
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