タイトル |
ミニトマトの仕立法と房どり技術 |
担当機関 |
宮城県園芸試験場 |
研究期間 |
1987~1989 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1989 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- 仕立て方法は、7段プラス連続摘芯または、4本仕立てにする。
- 房どり栽培は、1果房当り10果前後残して摘果し、最も下の果実が十分肥大してから、
果房に袋をかける。袋は透明ポリエチレンフィルム(厚さ0.02mm)が適する。
- 露地、雨よけの無加温栽培では、ナイヤガラスイート、小鈴等の品種が適する。
- 技術・情報の適用効果
ミニトマトは、食味がよく、フルーツ感覚で楽しめ、最近の食生活に適合した ファッショナブル野菜として、今後もさらに消費の拡大が期待される。 ナイヤガラスイート、小鈴は、品質がよく、収量も安定している。7段プラス 連続摘芯、4本仕立ての整枝により、空間を有効に利用し、葉数や花房数をより 多く確保でき、品質の向上、収量の増加が可能となる。 さらに、袋かけを行うことにより、房どり栽培が可能となり、高付加価値化が 望める。 図1. 整枝別収量及び個数 表1. 房どり要日数および袋内果実品質 表2. 品種別収量及び果実品質 - 適用の範囲
ミニトマト栽培地帯
- 普及指導上の留意点
- 定植は、第1花房の開花直前に行う。
- 4~5段目までは、ホルモン処理を行い、花房の着果をよくし、草勢の管理に
つとめる。1花房当り2~3回行う。
- 草高が高くなるため、斜めに誘引するか、ひもで吊り下げ誘引を行い、作業能率を
高める。
- 房どりでは、袋内が過湿となり、腐敗する場合があるため、果実に付着した花弁は
取り除く。
- 果実着果後の灌水は、裂果の原因となるため、乾湿の差が少なくなるように、管理
する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
高付加価値
栽培技術
品種
ミニトマト
良食味
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