タイトル |
生育調査圃データの通信システムの開発(MAGNETの機能拡張) |
担当機関 |
宮城県農業センター |
研究期間 |
1991~1991 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1991 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
昭和63年から運用している宮城県稲作情報管理通信ネットワークシステム (MAGNET)のサブシステムである水稲生育調査圃データベースシステムの 通信機能を拡張・強化した。 これまでの水稲生育調査圃の調査結果の報告は、パソコン通信を利用して MAGNETと端末側のパソコンが回線上で接続されてから、会話型で個々のデータ をキー入力してホスト機に報告していた。また、全調査圃の調査結果について も、端末側から分類条件などを指定してホスト機が分類・集計し、その結果を ダウンロードして活用していた。 しかし、調査日にはゲストユーザの通信を制限するなどして、報告のための 通信時間の確保を図っているものの、1調査機関毎に10分前後の報告時間を 要するため、全機関が報告を終えるのが深夜に及ぶことがしばしばで、多回線 化もしくは通信時間の短縮が緊急の課題となっていた。 これを解決するため、調査結果の報告は端末側で全データをパソコンに入力して からホストへ一括送信し、ホストに集約された全調査圃のデータは必要な項目を 選択して一括受信するという通信システムに改善した。また、そのため、データ の分類集計を端末側でもできるように機能を拡張した (図1)。
- 技術・情報の適用効果
生育調査圃における調査データの送信及び集計結果の受信に必要な通信時間が 大幅に短縮される。このことにより、オンラインデータベースとしてのデータ 管理が迅速になり、生育情報の速やかな提供とともに、MAGNETユーザの通信制限 や回線の待ち時間が解消できる。
- 適用の範囲
農業改良普及所、農業試験所、県農政部各課
- 普及指導上の留意点
対応機種は(株)日本電気・PC-9801シリーズのパーソナルコンピュータ。使用OSはMS-DOS、開発言語はQuick BASIC である。
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図表1 |
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カテゴリ |
水稲
データベース
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